家畜ふん尿処理物の適正施用につとめましょう

Q4  作物への施用量はどの程度ですか?
A4 堆肥などの家畜ふん尿処理物を適正施用すれば、作物に養分を供給するだけでなく、土壌の物理性や化学性の改善など、いわゆる地力の増進効果が期待されます。
一方、過剰施用すれば、養分過剰となって作物の収量や品質を低下させたり、環境中に流出して汚染の原因となることもあります。 以下に参考として掲げる施用基準は平均的な数値で、実際には気象条件や土壌条件および化成肥料の施用量などを考慮する必要があります。

表-1 草地・飼料畑における家畜ふん尿処理物の施用基準
(農水省草地試験場)

表-2 水田・普通畑における家畜ふん尿処理物の施用基準
注) (1) 水稲は乾田の場合の量、半湿田では半量とする。
(2) 水稲への生ふんは原則として施用しない。施用する場合は冬期までに施用しておく。ただし、この場合は稲作期までに易分解性有機物の分解はほとんど終り、無機化した窒素の相当部分が失われるので、化学肥料の減肥は必要ない。
(3)稲麦二毛作の場合はふん尿は麦播種前に1回のみ施用し、稲作には施用しない。
(農水省農業研究センター)

表-3 野菜畑における家畜ふんおよび処理物の施用基準

注) (1) 化学肥料施用量は基準量の30%減とする。ただし※の資材では多い側の量を施用するときには、K2Oを60%減とする。
(2) 少肥型:ダイコン、サトイモ、ジャガイモ、ホウレンソウなど
    (N、K2O基準量20kg/10a以下の場合)
中肥型:ショウガ、キャベツ、レタス、トマト、スイカなど
    (N、K2O基準量25kg/10a前後の場合)
多肥型:ナス、ピーマン、キュウリなど
    (N、K2O基準量30〜35kg/10aの場合)
(3) 施設栽培では鶏ふん類、豚ふん類は上記の1/2、牛ふん類は2/3とする。特に周年施設では土壌診断の結果等を参考にして、養分の均衡を保つよう化学肥料の減施、資材の種類変更などを行う。
(農水省野菜試験場)



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