自給飼料生産支援組織活動事例
  箱崎北部共同農機利用組合(壱岐郡芦辺町箱崎江角触)

1.地域の概況
芦辺町の農家戸数は1,087戸、うち肉用牛飼養農家戸数は452戸、繁殖雌牛(18ケ月令以上)2,010頭、1戸平均規模は4.5頭である。 飼料作物作付面積は水田263ha、畑223ha、「夏作」ソルゴー146.8ha、テオシント28.5ha、ローズグラス5.0ha、「冬作」えん麦46.4ha、イタリアンライグラス240.8ha、その他18.5haである。

2.組織の概要
設立時期 昭和61年
構成メンバー9名 平均44.8才(30才〜61才)
  (肉用牛飼養頭数119頭、1戸当り平均成雌牛9.2頭)
受託作業内容機械作業(耕起、田植、水稲収穫、牧草収穫、乾草調製、堆肥散布)、
育苗作業、防除作業

3.取り組みの概要
(1)取り組みの動機と経過
 昭和61年に、大麦・大豆生産組合を結成し、各種作業機を購入し作業受託業務を開始。 大豆、自給飼料関係作業委託者の増加に伴い、平成元年に箱崎北部共同農機利用組合に名称を変更し、水稲、飼料作物に係る作業が中心となった。
 平成2年に水稲育苗センターを設置し、水稲育苗の受託作業を開始。その後、育苗施設を増設し育苗部門の拡充を図り、 水稲の床土を製造する培土センターを整備し培土の生産販売も行っている。

(2)飼料生産面積(11年)
 ソルゴー560a、ヘイスーダン・テオシント65a、イタリアンライグラス860a 計1,485a

(3)飼料作物受託面積(夏作 400a、冬作 723a)
 乾草梱包 8,564個(組合員5,653個、組合員外受託分2,911個)

(4)機械施設
 トラクター28ps(2)、コンバイン(2)、マニュアスプレッダー(1)、ヘイベーラー(2)、
 ヘイメーカー(1)、パワーディスク(1)、フオーレージハーベスター(1)、ライムソワー(1)、
 大豆刈り取り機(1)、大豆脱穀機(1)、ジャイロレーキ(1)

4.受託作業料金
表6 ≪平成12年度の主な作業受託料金表≫
作業名機械名料金単位基本作業料金
耕起プラウ、パワーディスク10a
5,000円
耕耘ロータリー10a
4,000円
稲刈取りコンバイン10a
15,000円
牧草収穫フオーレージハーベスター時間
5,000円
牧草梱包ヘイベーラー1梱包
200円
堆肥散布マニュアスプレッダー1回組合設定料金(員内1,800円、員外4,000円)
牧草反転ジャイロレーキ・ヘイメーカー 組合設定料金(員内無料、実績なし)
珪酸石灰散布ライムソワー10a
2,000円
播種シーダー10a
3,000円
育苗水稲稚苗1箱自己=530円 配達=600円
田植え乗用田植機10a以上
5a〜10a
5a未満
 5,000円/10a
4,000円/筆
3,000円/筆
水稲培土 20kg
500kg
550円
13,000円

5.今後の課題
 1.組合員は兼業農家で経営主体が女性農業者や高齢の両親であるため頭数が伸び悩み、面積の拡大が進まない。
2.外部からの委託農家は固定化されてきているが、零細規模のため委託数量が伸びない。
3.乾草調製作業が同時期に集中するため、反転機や集草機の個人購入が増加している。
4.オペレーターが高齢化しつつあり、後継者確保対策(若者定着のため一定所得の確保)
5.作業の効率化のため、集団栽培と集約化
壱岐地域の自給飼料生産支援組織は壱岐郡農業協同組合を核に幾多の組織体が設立されており、図1のとおり組織、運営が行われている。

図1≪組織及び運営方法≫


  壱岐地域自給飼料生産支援組織
 平川機械利用組合 壱岐郡 勝本町 仲触
 片山機械利用組合 壱岐郡 勝本町 片山触
 岳中田地区機械利用組合 壱岐郡 勝本町 西戸触
 東触和牛研究グループ 壱岐郡 勝本町 東触
 箱崎諸津飼料生産組合 壱岐郡 芦辺町 箱崎諸津触
 箱崎南部飼料生産組合 壱岐郡 芦辺町 箱崎中山触


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