7.その他の管理


(1)去勢
 去勢の時期は、子牛のストレスや作業の安全性を考え、哺乳期間中(3〜5カ月齢)に 実施するのが一般的です。しかし、3〜12カ月齢の間であれば肉質等に及ぼす大きな影響は認められません。
 また、去勢が離乳や除角の時期と重ならないように留意します。


(2)削蹄
 出荷前には必ず削蹄を行います。
 頻繁に削蹄をしなければならないほど蹄が伸びる状態は、管理方法に改善の余地があります。
 削蹄は「保定8割、技術2割」といわれます。事故がないように保定をしっかり行います。


(3)除角
 多頭飼育の群管理では管理者の危険防止や牛同士の競合緩和対策から除角は必要不可決な技術です。 経営内に自家育成される子牛は除角を行います。生後2カ月以内に角が生える部分を焼きゴテで焼き、 組織を破壊する方法がストレスも少なく簡単です(図7−1、2)。
 離乳後の除角は、専用の除角器や線鋸を用い直接切断します。



図7−1.鉄パイプで作った除角用の焼ゴテ
図7−2.焼ゴテによる子牛の除角


(4)馴致
 生後1週間は毎日子牛に触れます。その後も努めて子牛とのスキンシップを深めることにより、 日々の管理や出荷作業が楽になります。また、疾病等の早期発見にもつながります。