富江町 T氏

●経営の概要

経 営 形 態肉用牛繁殖+(ハウスいんげん、そらまめ)
労 働 力男1人(両親男、女1人づつ)
家畜飼養頭数経産牛  30頭
育成牛   3頭
子牛   26頭
経 営 面 積飼料畑 370a
    550a
放牧地  300a
放牧地面積300a
うち暖地型牧草 90aうち寒地型牧草 210a
・バヒアグラス・イタリアン
・トールフェスク
・オーチャード

●放牧を行うに至った経緯

・労働力が主に経営主1人であり、肉用牛の飼養管理での省力化や生産コストの低減
 を図るため畜舎周囲の農地を放牧地として造成し、放牧技術の導入を行った。
・平成8年度の山地畜産事業による。
電牧柵一式 1,493,000
 電牧機(ソーラー一式):3/ポスト:252本/グラファイポール:290本
 ピッグテールポール:60本/ワイヤー:8000m  等

●放牧の実施状況

放牧草地の場所畜舎周辺に隣接
草 種バヒアグラス(ペンサコラ)
イタリアンライグラス(コモン)
オーチャード(〃)、トールフェスク(〃)
面 積バヒアグラス90aイタリアン他寒地型210a
草地の造成
方法・管理
時 期平成8年初秋にイタリアン、オーチャード、
トールフェスクの寒地型牧草を播種
平成9年6月にバヒアを播種
播種量イタリアン、オーチャード、トールフェスク各2kg/10a
バヒア6kg/10a
施肥管理雑草抑制のため基肥はほとんどせず追肥で調整
放牧方法牧区の区分外柵は電気牧柵の3段張り(ガラガー社)。
内柵は簡易移動牧柵(ガラガー社)で1日分だけを区分。
放牧牛分娩牛以外の子付き、妊娠牛、育成牛をすべて昼夜放牧。
放牧期間と
輪換放牧
・ 目安として1〜2日でローテーション。
(実際は草勢をみながら判断)
・現在は牛舎横のバヒア草地のみ利用。
放牧衛生バイチコールの準備をしているが、ダニの発生はなく使用し
ていない。
給水施設畑地灌漑用のパイプを利用。給水には風呂釜等の廃材を利用
補助飼料基本的に放牧期間は給与しない。

●放牧の導入効果

・放牧とリース牛舎により日常の飼養管理(特に除糞作業、給餌作業)がかなり軽減された。その分育成牛や子牛への管理、観察に手がかけられ、事故や下痢の早期発見、早期治療や発情の発見が容易になった。
・放牧牛は運動、日光浴が十分にでき健康であるし、以前の舎飼いの時よりも牛がゆったりしているように見え、ボティコンディション(BCS)の向上が認められた。
・他の牧区への牛の移動がやや手がかかるため、スムーズに移動できるような工夫(連続した草地の造成等)が必要。

●今後の計画

・できればバヒア草地への転換を図り、飼養頭数を可能な限り増やしたい。また土地の集積にも努力し、放牧地を増やしたい。
・放牧による省力化によって子牛の育成管理に力を入れたい。(将来は既存の牛舎を利用し早期離乳、カーフハッチ飼育等の技術の導入も検討中)



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