三井楽町 T氏

●経営の概要

経 営 形 態肉用牛繁殖+水稲+麦・大豆+バレイショ
労 働 力男1人・女1人
家畜飼養頭数経産牛  21頭
育成牛   2頭
経 営 面 積 田 400a
普通畑 500a
飼料畑 500a
放牧地 110a(うち造成中60a)
放牧地面積50a
うち暖地型牧草 50aうち寒地型牧草
・バヒアグラス 

●放牧を行うに至った経緯

・肉用牛の飼養管理が他品目の農繁期と重なった場合の、労力軽減を図るため、畜舎
 周囲の農地を放牧地として造成し、経営への放牧の導入を行った。
・平成7年度の山地畜産事業による。
電牧柵一式 368,000 
 電牧機:1/ポスト:250本/ワイヤー:1600m  等

●放牧の実施状況

放牧草地の場所畜舎に隣接
草 種バヒアグラス(ペンサコラ)
面 積50a(隣接地に60a造成中)
草地の造成
方法・管理
時 期平成8年初秋(8月下旬)に播種
平成9年は採草利用
播種量6kg/10a
施肥管理雑草抑制のため基肥はほとんどせず追肥で調整
放牧方法牧区の区分外柵は電気牧柵の2段張り(MSK東急)。
内柵は簡易移動牧柵(自作)で1日採食分だけを区分。
放牧牛分娩牛以外の子付き、妊娠牛をすべて放牧。
夏期のため放牧は夜間のみ
放牧期間と
輪換放牧
・今年のバヒアグラス3番草から放牧を開始した。
・1日ないし2日でローテーション。
・50aを約21頭で5日〜6日。
放牧衛生バイチコールの準備をしているが、ダニの発生はなく使用し
ていない。
給水施設設置していない
補助飼料基本的に放牧期間は給与しない。

●放牧の導入効果

・ 放牧地が畜舎に隣接しているため、分娩牛以外すべての牛を放牧できる。このため、放牧期間中(約1週間/1回)は牛の飼養にほとんど労力がかからない。放牧期間を他の品目の農繁期にあてたり、休養期間として利用するなど、経営内での労働分散・緩衝として有効である。

●今後の計画

・バヒアグラスの密度を高め、草地の生産性をたかめたい。
・来年からは、現在造成中の草地を利用し、更に放牧頭数(放牧期間)を増やしたい。
・放牧地への給水施設の設置や、放牧地に隣接する林を避陰林として利用するなど、放牧環境の整備を行ないたい。
・放牧技術に目途がついたら、更に約20a(畜舎から離れている)を、暖地型(バヒアグラス)+寒地型(イタリアン等)で草地化し、放牧頭数・期間の延長も図りたい。
・不食過繁の発生防止に有効な手立ての検討を関係機関にお願いしたい。



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